アルパ奏者・上松美香のプロフィール・経歴、写真集などについて紹介します。


上松美香プロフィール

■名前  上松美香 [あげまつ みか]
■生年月日  1982年(昭和57年)7月2日 (現22歳)
■血液型  AB型
■出身地  長野県安曇野郡・穂高町
■身長  166cm 
■家族構成  父・ビセンテ上松、母・クリスティーナ上松、兄・範康
■演奏楽器  アルパ(インディアンハープ) 「ミカ・モデル」を愛用 
■恋人  アルパ、もしくはアルパちゃん(^^ゞ
 
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 1982年7月2日、上松美香は長野県安曇野郡・穂高町で生まれる。父・ビセンテ上松はクラシックギターに熱をあげ、小さな楽器店・「アルハンブラ」を営み、母・クリスティーナ上松は40歳の頃にギターに変わる楽器がないかと捜し求め、アルパという南米の民族楽器に出会う。生まれたときから常に音楽が身近にあった美香が母からアルパを習い始めるようになったのがちょうど13歳になった頃。最
初は興味本位で弾いていたアルパであったが、やがてアルパを弾く事が日常の楽しみとなった彼女は、中学を卒業し、アルパを続けることのできる東京の高校に入学する。しかし、草原育ちの彼女にとって朝日も昇らず、山も見えない都会暮らしに息がつまりそうになった。学校の勉強も忙しく、精神的にどんどん追いつめられてしまい、アルパもあまり弾けない日々が続くようになる。そんな美香を心配した母親は「美香ちゃん、パラグアイに行こう!」と提案する。母の一声で話はあっという間に進み、とりあえず2ヶ月間という形で母と2人でパラグアイにアルパ留学することになる。

 美香は、その一週間後、パラグアイ行きのチケットを手にし、期待に胸を膨らませ青く澄んだ大空の彼方へと飛んでいった。訪れるべくして訪れた一筋の光明の光が夢見る少女には見え始めていたのである・・・。



 上松美香が向かった先は人口約550万人の南米大陸の中央部、やや南よりに位置する海を持たない内陸国・パラグアイ。南はアルゼンチン、北はボリビア、東はブラジルとの国境に接した国であり、またパラグアイの国民的な楽器アルパ本場の地としても知られている。

 上松美香はパラグアイではアルパ奏者として有名なマルティン・ボルティージョの指導を受ける。パラグアイのアルパ奏者というのは日本における女性的で繊細なイメージとは相反したもので、太い指で力強く音を奏でていく。しかし、そんな中でマルティン氏のアルパは女性的で繊細な音色を奏でるタイプの演奏家で美香もかなり影響を受けという。アルパには楽譜がないため、美香は先生の見よう見真似でさまざまなテクニックを身に付け、乾いた土が水を吸収するように、1日1曲という早さで曲をマスターし、2ヶ月間で覚えた曲は50曲にも及ぶ。美香はアルパを好きなだけできるという喜びで毎日が満たされた気持ちでいっぱいだったのである。



 2ヶ月間という短くも長くもあったパラグアイ生活も終わりを迎え、日本に帰国後、上松美香は自分には学校があったことを思い出す。しかし、彼女にはこれからやりたい事、進むべき道がはっきりと目の前に見えていた。アルパ以外の事を考える事なんて到底できなかった。そんな彼女は両親にその気持ちをはっきりと伝えた。両親は快く承諾した。「自分のやりたいことがそれだけはっきりしているんだったら、もう高校に行く必要はないよ。好きなアルパだけを思いきりやりなさい」、そう言ってくれたのである。彼女はついにアルパで生きていく道を決心して、高校を自主退学する。たった3週間の高校生活であったが、彼女には高校生活以上にひとつのことに打ち込むことのできる目標を見つけたのだ。

ちょうど高校を辞めた年の1998年11月、パラグアイで3日間の大
きなフェスティバルが開催された。第21回グアランバレ・フェスティバルである。美香はコンクールのつもりで受けようとしたが以前にCDを自主制作していたことから一人前のプロとみなされ、アマチュアとしてのエントリーはできなかったものの、はるばる日本からやってきた少女に対し、主催者側はグアランバレ・フェスティバル初の特別招待演奏者としての出演依頼の資格を与えた。美香は1万人を越える聴衆の前で2日間にわたりアルパを演奏し、本場アルパの地で最高得点を得、グアランバレ・フェスティバル特別賞を獲得する。この模様はパラグアイ国全土に生中継され、1万人の観衆より惜しみない拍手が沸き起こり、スタンディング・オベーションを受けた。東洋から来た弱冠16歳の少女の独特の感性と繊細な演奏がパラグアイ国全土を震撼させたのである。また、この時、最高得点を獲得した功績により、アグスティン・バルボーサ基金より金賞を授与される。




 帰国後、上松美香は、初のシングルCD「天使のささやき」を発売。1999年12月には千葉市文化センターで開催された「第2回全日本アルパコンクール」で優勝する。これによって2000年5月、メキシコで行われる「第4回ラテン・アメリカ・アルパフェスティバル」に日本代表として決定、参加することになる。ベラクルス芸術大学より「アルパ・マエストラ」のディプロマが授与される。同年6月7日に初のソロアルバム「INOCENCIA」を発売し、トクシンミュ−ジック週間ランキング・クラッシク部門において全国10位にランクイン。2001年5月2ndアルバム「POESIA 詩情」、11月3rdアルバム「PASION 情熱」を発売。2002年9月4日には、映画音楽を題材に4thアルバム「TESORITO」を発売。トクシンミュ−ジック週間ランキング・クラッシク部門において1位を記録する。

 クラシック界に突如現れた天使のような新星・上松美香は現在では年間に150本近いコンサート活動をこなす傍ら、母の経営するアルパ教室(長野県各地をはじめ、東京、名古屋、大阪、福岡にあり、生徒数もゆうに500人を超え、指導にあたるインストラクターの数が追いつかない程の賑わいをみせている)で、特別講師として後身の指導とアルパの普及につとめている。その他にも写真集「Tierra 白い天使」「Tierra 風の天使」やエッセイ集「PASION 〜白い鳥の翼に乗って〜」なども発売し、好評を博している。

 



 上松美香写真集 with CD 芳賀書店
                         03-3263-1956(代)
Tierra 白い天使

2001.5.20.第1刷発行 ¥2940 (tax in)

 上松美香の初めての写真集。ふるさと安曇野でのアンビエントシーン。未発表曲とオリジナルメッセージを含むCD付き。

 上松美香写真集 with CD 芳賀書店
                         03-3263-1956(代)
Tierra 風の天使

2001.11.6.第1刷発行 ¥2940 (tax in)

 ふるさと安曇野でのアンビエントシーンを多数収録。安曇野とアルパを学んだ南米パラグアイ、2つの大地(Tierra)に育まれた上松美香の魅力が詰まった一冊。



 初エッセイ集 = CD付き 講談社
                            03-5395-3624
PASION 〜白い鳥の翼に乗って〜

2001.11.6.第1刷発行 ¥2940 (tax in)

 アルパ奏者・上松美香の初めての写真集。ふるさと安曇野でのアンビエントシーンを多数収録。安曇野とアルパを学んだ南米パラグアイ、2つの大地(Tierra)に育まれた上松美香の魅力が詰まった一冊。


 
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