Live Report Top>>
 茨城・水海道市立生涯学習センター
  2005年03月12日(土) 19:00開演
〒303-0034
茨城県水海道市天満町4684番地
TEL 0297-22-1111

⇒水海道市立生涯学習センター

 上松美香アルパコンサート


 2005年3月12日、今年に入って初の美香ちゃんのコンサートへ行ってきました。水海道は私の地元でもあり、生涯学習センターは車で5分〜10分で行ける場所にあります。今までにも自分の家の近くに美香ちゃんがコンサートに訪れた事はあるのですが、こんなに近いのは初めてなので今まで以上に親近感がわきました。2月23日にはニューアルバム「mika Agematsu」が発売されたばかりで、早く新曲を生演奏で聴きたい気持ちでいっぱいでした。今回のコンサートでは、チケットは自由席となっており、早く並んだもの順に会場に入場する事ができました。私が開演40分ぐらい前に到着した時には既に100〜150人の人たちが既に並んでいました。会場収容人数は300人。コンサート会場の中は、いままでに見た中でも特に小さな会場で美香ちゃんのアルパをじっくり堪能するには絶好の場所だったと思います。

 開演時間が近づいてくるとスタッフの方がアルパを会場に運んできて、ステージ中央に配置します。しかも何故か2つも!?プログラムには書いてありませんでしたが、ひょっとしたら「生まれゆく時の中で」もやってくれるのかな?と淡い期待を抱いてしまいました^^;。19時きっかりになると美香ちゃんがステージに登場してきました!服装は、2005年2月20日に放送された「題名のない音楽界21」の時にまとっていたのと同じ赤の衣装と黒のロングブーツでした(当サイトのGalleryページ参照)。席に着席した美香ちゃんは弦の調節後、彼女のオリジナル曲「タラの丘にそよぐ風」と「春花」をソロ演奏してくれます。この2曲は、既に白井市文化会館で聴いたことがありましたが、やっぱりじっくりと聴きこんでから再び聴く曲というのはまた一味違いますね!「一昨年にはじめてアイルランドのタラの丘に訪れた時に感じた風をイメージして作曲しました」とコメント。「春花」については、「大好きな春をイメージして作った曲で、水海道に到着した時にもほんのりと春の香りがしたような気がして、外は寒いんですけど言葉はすごくあったかくて春を感じられました」と言ってました。
 

 3曲目は、彼女のオリジナル曲「Eternity 〜悠久〜」です。普通の10倍のスピードで老化していくという難病に冒された少女、アシュリーちゃんのドキュメンタリーを見て生まれた曲だそうで、それについて美香ちゃんが力説した後、演奏が始まります。まさに悠久の大自然をイメージさせるような壮大な曲ですね。続けて2nd アルバムから「早春賦」を演奏します。早春賦は、美香ちゃんにとってはとても懐かしい曲だそうで、彼女が生まれ育った長野県安曇野穂高町では、毎年、早春賦音楽祭というのがあって、アルパを始めた時からずっと演奏していたとの事。

 5曲目からは、いよいよゲスト出演のチェロ奏者、津森奈保子さんが登場してきます!アルパにチェロが加わり、日本の曲「浜辺の唄」、そして南米の曲「エクアドル」を演奏してくれます。チェロが加わった事でより深みのある音が奏でられ、きらびやかなアルパにより一層の重厚感を与えてくれました。ひとつの楽器が加わるだけでもここまで印象が違ってしまう事に、分かってはいる事だけれど、改めてびっくりさせられました。

 1部最後の曲は、美香ちゃんのお兄ちゃんが作った曲で「遠い国から」。「mika Agematsu」のアルバムの中でも私がかなり気に入っている曲です!この曲を演奏する前に、美香ちゃんは、予め2つ用意されていたもう一方のアルパに切り替えます。最初に使っていたアルパとの違いは、最初のアルパは、普通のアルパで、指に金属のようなものはめて弦に押し当てる事で半音を出す道具=ジャベを使ってでしか半音を出せませんが、この曲を演奏する際に切り替えたアルパには、既にジャベのようなものがアルパの弦一本一本に装着されており、パチパチと(電機のスイッチみたいに)上にあげる事で半音を出せる仕組みになっているアルパだそうです。美香ちゃん曰く通称「パチパチアルパ」(笑)。この曲を演奏するのは、今回の水海道が始めてだそうで、美香ちゃんもドキドキしていたみたいです♪チェロ担当は勿論、先ほどの津森さんです。1番聴きたかった曲が聴けたのがとても嬉しかったですが、この曲は、アルパ・チェロ・ドラム全てが揃ってこそ最大の魅力がひき出せると思っていたので、今回、ドラム担当がいなかったのは多少残念な気はしましたが、それでもやっぱりいい曲はいい!と思わせてくれるほど感動しました。次回は是非とも、フルバンド演奏で聴いてみたいですね☆ 尚、パチパチアルパに持ち替えた美香ちゃんは物凄い早業で半音をパチパチと切り替えていて凄かったです。



 15分間の休憩を挟み、第2部の一発目は美香ちゃんの十八番「コーヒールンバ」です。服装も1部の時とは変っており、白を基調としたカラフルでかわいい柄のシャツとパンツを着ていました(2005年2月20日放送「題名のない音楽会21」の服装と同じです)。ギター伴奏は、藤間仁さんです。
美香ちゃんはいつものように元気いっぱいに演奏していて可愛らしかったです。さらに曲のアレンジまで変わっており、以前までのアレンジより数段パワーアップしていてかっこよかったです。演奏終了後は、一際、大きな拍手が沸き起こっていました。「コーヒールンバという曲はもともとアルパのために作られた曲と聞いています。日本でも大ブームに…?大ブームじゃありませんね(笑)」と言うと会場は大笑い。コーヒールンバの演奏の際に藤間さんが弾いていた楽器は通常のギターよりは大分小さく、ウクレレのような形状をしており、クワトロギターと呼ぶそうです。

 続いて演奏したのは、ニューアルバムから「ガリート・カントーレ」と3rdアルバムから「ラ・ビキーナ」です。「ガリート・カントーレ」は、実を言うとあまり回数聴いていなかった曲なのですが、生演奏を聴いてみるとこれがなかなかカッコいい!藤間さんの奏法もとてもカッコよかったです!ライヴでより映える曲だと思いました。

 12曲目の「鐘つき鳥」は相変わらず何度聴いても惚れ惚れするくらいの迫力があってシビレます!私の周りにいた観客もこの曲を聴いて甚く感心していました(笑)。ファンになりたての頃に美香ちゃんのコンサートに行ってたときは、この曲を演奏する事があまり多くはなくて、たまに演奏してくれると嬉しかったものですが、最近はスタンダードナンバーになりつつあるのかな?13曲目は、これまた美香ちゃんのオリジナル曲「ウミノカナタ」です。アップテンポで軽快なリズムは、風をきって海の彼方へと疾走する雰囲気がとてもよくでていて良い感じですね。美香ちゃんの作曲の幅をより広げた作品ではないでしょうか。14曲目はよくテレビ放送でも演奏する「風」。アルバム「mika Agematsu」を象徴するともいっていいこの曲は、アグレッシブでスピード感溢れる曲で、とても楽しい気分にさせてくれます。ライヴ開演の一曲目に相応しい曲を最後のプログラムに持ってきて会場を盛り上げてくれました。

 「風」の演奏が終わると、美香ちゃんは控え室に一旦、引き下がります。会場内の拍手が鳴り止まない中、再び美香ちゃんがステージに登場です。皆さん、もうわかっていますよね?そうです!あの曲をやらなければライヴは終わりません!その曲は勿論、「Tesorito」です!演奏前に美香ちゃんが会場の皆様に挨拶をして、MCをします。「今日は1部と2部に分かれていて15分の休憩があったんですけど、実はその休憩中にお饅頭を食べてしまいました」と。会場は大爆笑です。どうやら会場のスタッフの差し入れみたいで、水海道で1番おいしいお饅頭だと薦められて食べたそうです。店の名前は「あらい」だそうです。地元に住んでいるにも関わらず私はその店名がわからなかったのですが、会場中に笑いがこぼれたという事はここらでは有名なお饅頭屋さんなのかな?(笑) 雰囲気が和やかになったところで、最後にしっとりと「Tesorito」を演奏します。何度も繰り返し言っていますが、何度でも言わせてください!「Tesorito」は名曲です!この曲だけは私も特別な感情で聴いてしまうのは不思議なものです。私にとっても大切な宝物となっているんですね♪美香ちゃん、今日は楽しい時間をどうもありがとう!これからもたくさん足を運びに行くよ!

 ということで、次は2005年3月26日のTOWER RECORDS 渋谷とHMV新宿サウスのインストアイベントに行ってきます!!ライヴレポも楽しみにしていてください!
そして、美香ちゃんも待っててね〜♪



■第1部プログラム
1.タラの丘にそよぐ風
2.春花
3.Eternity 〜悠久〜
4.早春賦
5.浜辺の唄
6.エクアドル
7.遠い国から


■第2部プログラム
8.コーヒールンバ
9.ガリート・カントーレ
10.ラ・ビキーナ
11.ビーノ・ブランコ
12.鐘つき鳥(パハロ・カンパーナ)
13.ウミノカナタ
14.風
15.テソリート(アンコール)



 
Live Report Top
水海道生涯学習…
白井市文化会館
印西文化ホール
ゲートシティ大崎
タワーレコード渋谷
HMV新宿SOUTH
ヤマハ銀座
千葉市文化センター