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2ndアルバム『 POESIA 』

 上松美香の2ndアルバム「POESIA(ポエシーア)」はスペイン語で「詩情」「叙情」という意味を表しており、「赤とんぼ」「さくら」「花」「荒城の月」など日本でも広く親しまれてきた『愛唱歌』を題材として、彼女のソロナンバーから、弦楽四重奏とのコラボレーション、レゲエ・テイストのアレンジ等、変化に富んだ内容となっています。比較的、スローなテンポのナンバーが多く上松美香がアルパで独特の詩情感覚を表現しています。聴いていてとっても落ち着かせてくれて、疲れたときに聴くと、ホッと一息できるようなアルバムです!

(CDジャケット内の写真)


※解説は歌詞カードより抜粋
 1. 浜辺の歌

 大正2(1913)年、雑誌「音楽」に作曲用試作として詩が発表された。この詩に大正5(1916)年、成田為三が曲をつけ、大正7(1918)年、楽譜が出版された。チェロ曲として世界各地で演奏され、海外でも親しまれている。(作詞:林 古渓)

 2. おぼろ月夜(朧月夜)

 大正3(1914)年刊行の「尋常小学唱歌(6)」に掲載された。作詞の高谷の生まれ故郷、長野県下水内郡永田村(現 豊田村)は、菜の花が一面に咲く村だったといわれる。(作詞:高野辰之)

 3. 赤とんぼ

 大正10(1921)年8月号の童謡雑誌「樫の実」で発表され、同年12月発行の第1童謡集「真珠島」では現在の詩に改められた。曲は昭和2(1927)年「山田耕筰童謡百曲集」で発表された。
(作詞:三木露風)

 4. ロンドンデリー・エア

 北アイルランドのロンドンデリー州の美しい民謡。ロンドンデリー・エアの「エア」は歌、メロディーといった意味。オリジナルの他にさまざまな歌詞がつけられているが、その中でも有名なのが「ダニー・ボーイ」。日本でも明治から親しまれてきた。(訳詞:藤浦光)

 5. 故郷の空

 原曲はスコットランド民謡の「Comin' Through The Rye」。明治21年に「明治唱歌(1)」にオリジナルの内容とは違った歌詞をつけた「故郷の空」が発表された。この歌では、オリジナルのスコットランド特有のシンコペーションがなく、テンポも遅く歌うものになっている。(作詞:大和田建樹)

 6. 早春賦

 大正2(1913)年刊行の「新作唱歌」第3集に発表された。吉丸一晶の作風は北原白秋、西條八十、野口雨情らの詩人に影響を与えた。(作詞:吉丸一晶)

 7. 夏の思い出

 昭和24(1949)年NHK「ラジオ民謡」で放送された。江間章子の詩に中田喜直が曲をつけ、石井好子の歌で大反響を呼んだ。この作品によって、尾瀬と水芭蕉は一気に有名になった。
(作詞:江間章子)

 8. 埴生の宿

 原曲はアメリカの俳優兼劇作家ペインの詩に、イギリスのビショプが曲をつけた「Home, Sweet Home」(楽しい我が家)。明治22(1889)年の「中等唱歌集」に掲載され、里見 義が日本語の詩をつけた。

 9. 峠の我が家

 原曲はアメリカ民謡「Home on the Range」。カウボーイソングの代表曲であるが、故フランクリン・ルーズベルト大統領が愛唱した事で広く歌われるようになった。日本でも戦前からレコードが発売されており愛唱歌の定番となっている。(訳詞:久野静夫)

 10. 椰子の実

 島崎藤村が明治33(1900)年「海草」という詩の一編として発表し、翌年、詩集「落梅集」に収められた。昭和11(1936)年、この詩にオルガン奏者をしていた大中寅二が曲をつけた。
(作詞:島崎藤村)

 11. ふるさと(故郷)

 大正3(1914)年、「尋常小学唱歌(6)」に掲載された。故郷の情景は、長野県出身の高野が信州の山里をイメージしたものだという。(作詞:高野辰之)

 12. 花

 明治33(1900)年に滝廉太郎が出版した組歌「四季」の春の部にあたる作品で、武島羽衣の詩「花」に曲をつけた。(作詞:武島羽衣)

 13. 荒城の月

 明治34(1901)年、「中学唱歌」に懸賞入選曲として発表された。よく知られているものは山田耕筰による伴奏つきのもの。(作詞:土井晩翠)

 14. さくら

 明治21(1888)年、東京音楽学校著作の「箏曲集」に琴の入門曲として発表された。日本の代表曲ということで海外でもよく知られている。

 14. アメイジング・グレイス

 19世紀初頭、アメリカ南東部の民謡のメロディーにジョン・ニュートンの詩がつき「アメイジング・グレイス」として全米に普及した。賛美歌としてだけでなく、「至上の愛」というタイトルでポピュラー・ミュージックとしても有名な曲。


 
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