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上松美香の記念すべきデビューアルバム。パラグアイを代表する名曲「カスカーダ」から、ベネズエラの名曲「コーヒー・ルンバ」など中南米の曲を中心に収録されています。6曲目の「天使のささやき」と7曲目の「白い鳥」は彼女自身の作曲によるもので、特に「白い鳥」はコンサートでもお馴染みのキラキラとした美しいナンバーです。10曲目の「鐘つき鳥」のリズミカルなナンバーは特に圧巻で是非、コンサートで聴いてもらいたい一曲。 |
(CD内の写真) |
※解説は歌詞カードより抜粋 |
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1. カスカーダ(滝) CASCADA |
17歳の上松美香は大いなる勇気を持って、ディグノ・ガルシア作曲の、このパラグアイを代表するアルパの名曲に正面から向き合いました。自分らしいアレンジでと、この制作に意欲を見せた彼女の、真摯な若い心意気が伝わってくるカスカーダです。
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2. ミス・ノーチェス・シン・ティ
(君偲ぶ夜) MIS NOCHES SIN TI |
美しくメランコリックなパラグアイの歌曲。グアラニアのリズムで書かれた名曲ですが、少女らしい解釈でさわやかに仕上げています。
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3. エスパニョレータス Sanz:ESPANOLETAS |
ガスパール・サンスのスペイン組曲の中から、宮廷の昼下がりエレガントな貴婦人たちのきぬずれの音が、素朴な民族楽器アルパによって表現されます。
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4. 入江のざわめき Albeniz:RUMORES
DE LA CALETA ( Malaguena ) |
イサック・アルベニスのピアノの為の描写音楽にアルパで挑戦した一曲です。スペインのクラシックから取り上げた3曲の中では、最も歌心とテクニックが要求される作品ですが、華やかさも織り交ぜてうまくまとめています。
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5. アルハンブラの想い出 Tarrega:RECUERDOS
DE LA ALHAMBRA |
フランシスコ・タレガの名作。ギターのトレモロをアルパの弦上に置き換えて、ゆったりとしたリズムの低音部分と、高音の抑えたメロディーのバランスが聴き所でしょうか。
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6. 天使のささやき MURMULLO
DEL ANGEL |
夢見る少女の憧れがいっぱいの上松美香の処女作。疲れて少女がまどろむと可憐な天使たちがやってきてささやきます。「あなたはアルパを弾くために生まれてきたのよ」と。
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7. 白い鳥 SUENOS SOBRE
LAS ALAS |
初めてパラグアイに旅立つ日、感動と期待で胸は高鳴るばかり、飛行機の小さな窓から見える翼は、夢を運ぶ大きな幸せの白い鳥のように思えるのでした。やがて大空に舞い上がったこの鳥は確かに上松美香に沢山のチャンスと幸運を与えるきっかけとなりました。上松美香作曲。
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8. 星の小さな贈り物 REGALITO
DE LA ESTRELLA |
美香は2人兄妹、兄の範康は21才、作曲家でアレンジャーとして活躍しています。その兄が妹のアルパのために書いた一遍。微笑ましい兄弟愛を感じさせる佳曲です。
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9. 月光る海辺 UNA LUZ
EN EL MAR |
アルフレッド・ロランド・オルティスの詩情漂う作品。海辺に寄せては返す緩やかな波、静かな海面を照らす月の光にキラキラと輝く美しい海、おおらかで心豊かな母の愛を思い起こさせる演奏です。
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10. 鐘つき鳥 PAJARO
CAMPANA |
フェリックス・ペレス・カルドーソの名作。ギターの伴奏にファン・ホセ・ドゥ・アルテを迎えて、鐘つき鳥の鳴き声を模しながら、リズミカルなナンバーをのびのびと演奏しています。
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11. カレータ・グイ CARRETA
GUY |
熱い熱いパラグアイの夏の昼休み、背の高い牛に引かせる荷車の下は格好の日陰の休み場所、そんな時はギターやアコーディオンをかき鳴らしちょっとしたライブが始まります。のどかな田舎の風景が、数々のテクニックを駆使したアルパの演奏によって描かれています。
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12. セルベセリア・アメリカーナ
CERVECERIA AMERICANA |
この曲は、フルートやアコーディオン等の楽器が早弾きでメロディーを演奏するのを良く聴きますが、上松美香は巧みに指にはめたキーを使って半音を作り出し、息もつかせない弾きぶりで、この難曲に取り組んで、成果をあげています。
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13. コーヒー・ルンバ MOLIENDO
CAFE |
オルキディアのリズムで書かれたホセ・マンソの作品、ベネズエラのアルパ奏者ウーゴ・ブランコによって世界中にヒットして以来、スタンダード・ナンバーになったこの曲を力強く楽しく仕上げています。
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14. 遠いあなたへ LEJOS
DE TI |
若いパラグアイのアルパ奏者マルティン・ポルテージョの作品。祖国を離れてふるさとを思い、愛する愛娘の為にこの曲を書いたといわれますが、素直な美しいメロディーを、美香は少女らしい優しい想い、いっぱいに弾きこんでいます。
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